英語を学ぶ場所としてまず思いつくのは英会話スクールではないでしょうか?
街を歩けばたくさんの英会話スクールが目に入ってきますよね。
大手から個人経営まで、現在は星の数と思える程スクールがあるように感じます。
そういった現状から、どこの英会話スクールも他のスクールとの差別化をはかり、年々競争も激化しています。
中でも先生(講師)の質はどの英会話スクールでも重要視していて、人気講師ともなれば、超一流企業並みの収入を得ている人もいるんです!!
憧れますよね。
ドラマの主人公が英会話スクールの先生だったこともありますし、格好良いですよね♪
なので、今回は英会話スクールの先生の仕事内容そして仕事に活かせる資格、また求められる人材について紹介していきます!
将来的に英会話スクールへの就職・転職を考えているかたはぜひ参考にして下さいね。
目次
英会話スクールの英語の先生になりたい!気になるポイントを整理

突然ですが、英会話スクールの先生の仕事は、生徒に英語を教えることだけではありません。
まずは、ここをしっかりと理解する必要がありますよー!
それでは早速、仕事内容と勤務時間、雇用形態そして給料などをみていきましょう。
英会話スクールの仕事内容は?
スクールによってもさまざまですが、英会話スクールでの仕事は生徒に英語を教える以外に、スクール運営に関わる仕事も大きなウェイトを占めてきます。
子供向けスクールの場合は保育園や幼稚園の先生、そして学生・社会人向けスクールの場合は学校の先生をイメージしていただけると分かりやすいかもしれませんね。
先生も会社員です。
スクールの教育方針・運営方針をよく理解し、方針に沿った教え方をすることが求められます。
では、レッスン以外の主な仕事内容をご紹介しますね。
・レッスンの教材準備・片付け
・集客活動(勧誘・体験レッスン準備など)
・研修への参加
・(複数で教える場合)スタッフとの打ち合わせ
・問い合わせ対応
・季節のイベントの準備
・保護者との面談
・送迎付きの教室の場合は送迎の付き添い
授業内容は学校の先生よりも自由度が高いので、レッスンの準備は時間をかけて行う大切な仕事です。
大変な仕事ですが、先生の個性が活かせるところですね!
またスクールの規模によっても異なりますが、比較的規模の小さいスクールの場合は事務処理など細かな仕事も任されることが多いようです。
勤務時間は?
勤務時間は、教える生徒さんのに年代によって異なります。
平日は学校の終わる午後3時頃から夜7時頃までが主な勤務時間帯。
学校の長期休みが繁忙期になります。
平日の学校や仕事が終わる夕方から遅い場合は夜10時過ぎの勤務になることも。
会社がお休みの土曜日にレッスンが集中することも多いです。

給料・時給は?
新卒の正社員(フルタイム)の場合は一般企業と同じ18万~20万程度ですが、中途採用の場合など、経験や資格などにより大きく変わります。
正社員はスクール運営業務の募集が多く、先生としてフルタイムで働きたい場合はとても狭き門です。
先生としての募集の多くは非常勤講師、契約社員、パート・アルバイト勤務です。
時給の場合はレッスン時間(1コマ40分、50分など)で変動しますが、未経験で1000円台~。やはり経験や資格により時給も大きく変動し、時給5000円以上なんて場合も!
ただし、レッスンの準備や片付けの時間は時給に含まれないことが多いです。

知識と経験を積む勉強も兼ねてると前向きに考えないとね!
英会話スクールの先生に求められる人材とは?

さまざまな英会話スクールの採用条件を見てみると、日常会話レベルの英語力でOKのところや未経験OKのところもあります。
こうして採用条件を見てみると、英会話スクールの先生とは英語力だけでなく他にも必要とされるものが多い仕事のようですね。
では、英会話スクールの先生に求められる人材とはどのような人なのでしょうか??
優れたコミュニケーション能力
先生と生徒が面と向かって話ができる英会話スクール!必要とされるのはやはりコミュニケーション力です!
教室を運営していく上で、生徒やスタッフとのコミュニケーションは必要不可欠ですからね。
また、最近では英会話スクールで正しい発音を学びたいというニーズが増えてきており、ネイティブ講師の採用が増えてきています。
このネイティブ講師と日本人の架け橋としてきめ細かなサポート力も求められます。
日本人の性格、考え方、英語の勉強でつまづくポイントなどが理解できるのは日本人の先生ならではですからね!
英語レベルは勤務しながらでも上げていくことができるので、採用の際は人柄が重視されるんですね。
教える技術と前向きな性格
教える以外の業務が多いとはお伝えしましたが、もちろんきちんとレッスンスケジュールをたてて、わかりやすく教える技術も求められます。
レッスンスケジュールも内容も対象の生徒によって、かなり変わってきます。
・体を動かしたり、歌を歌ったりと遊びを交えて楽しく英語を教えられる人
・子供が好きで、明るくポジティブな性格の人
・どこが苦手なのか分からない人、聞きたいことをうまく伝えられない人もいるので、生徒の質問内容をきちんと理解して、適切な教え方ができる人
・英語に対する苦手意識を持っている人もいるので、いかに苦手意識をなくすかも先生の腕の見せどころです!
生徒の対象年齢によって、授業内容は変わってきます。
でも、どの年代の先生にも共通するのが明るく前向きで向上心のある人、コミュニケーション能力、教える能力が優れている人という点です。
もちろんその上で英語レベルが高い、正しい発音ができる、講師経験のある人はどのスクールも欲しがる優秀な人材です。
ただ、未経験でもそれを補う前向きさと向上心、そして恐れずに沢山の人とコミュニケーションを取る度胸があればきっと大丈夫です。
英会話スクールの先生に求められる資格や経験とは?

採用の目安としてTOEICの点数が募集要項に記載されていることが多いです。
(子供向け英会話スクールの場合TOEIC700点以上など)
教室によってまちまちで、あくまで目安として考えて下さい。
採用条件より少し点数が足りなくても採用の可能性は充分にあります。
他に持っている資格や仕事に活かせる経験があれば、積極的に売り込みましょう!
以下はアピールできる経験や資格の一例です。
・海外留学経験
・海外生活経験
・家庭教師や塾講師などの経験
・ビジネス英語を使った勤務経験
・TOEIC
・英検
・教員免許
・保育士免許
・J-SHINE資格(小学校英語指導者資格)
・TECSOL(児童に英語を教えるための教授法)
未経験の人はまず未経験OKの求人に応募して経験を積み、より高いスキルを求められる教室へとステップアップしていくことも可能です。
英会話スクールの先生になる!採用に応募しよう!

ここまでで、主な業務内容や求められる人材については理解いただけたかと思います。
それでも、先生になるぞ!そういう方をスクール側も求めているんですね。
では、実際にどうすれば先生としてスクールに勤めることが出来るのでしょうか?
英会話の先生への道は3ステップです!
ステップ1 自分の希望条件を明確にする
勤務地、勤務時間、給料など自分の希望条件を明確にし、希望に合ったスクールを探します。
仕事内容、教室の運営方針などもしっかり確認しましょう。
これは、どの職業に就く場合でも大切ですよね。
しっかりと下調べをしてみましょう。
ステップ2 採用に応募して面接を受ける
採用手順はスクールによって違いますが、筆記試験と面接があります。
面接ではどの程度の会話力があるのか、応募の目的などを聞かれます。
実際に生徒に対する教え方を見るために、面接時に模擬レッスンを行うこともあります。
ステップ3 研修を受けて先生スタート
必要な研修を受けたら仕事開始です。
実際に生徒に英語を教え先生としての経験を積んでいきましょう!
実際に生徒と触れ合うからこそ、見えてくることもありますよね。
ここまで来たら、後は突き進むのみです!
これから先生を目指すあなたに大切にしてほしいこと
これから英会話スクールの先生を目指す、夢ある方へ私の正直な気持ちをお伝えします。
英語の先生という仕事は、学校の先生と同じく生徒の(英語)人生に関わる責任ある仕事です。
なので、思っていたのと違った・・・なんて理由で辞めてしまうことのないようにしてほしいと思います。
いきなりネガティブな言葉を送ってしまいましたが、それだけ影響力のある仕事だと覚えてほしいんです。
私は挫折だらけの英語人生を送ってきました。
でも小学生のころはじめて通った英会話スクールが楽しくて、英語が好きになりました。
今振り返ると、その経験はその後英語を勉強していく上でとても大切な経験でした。
英語の先生というお仕事は、教えながら自分も勉強して英語レベルを上げていくことができ、英語を使った違う仕事に就く場合にも経験を活かすこともできる、素敵なお仕事だと思います。
ただ、どんな時も生徒のことを一番に考え、生徒にとって一生忘れられない先生になれるよう努力をしていってほしいと思います!
私、なつの英語人生を書いた記事はこちらから。英語を勉強する上で役立つ情報が満載ですよ♪
こちらの記事では英語を活かした海外での仕事を紹介しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
幼児・主婦向けなど昼間の授業がメインのスクールもありますよ!