今回は、英会話が全くできない社会人の方に向けたお話です。

社会人になったら英語とはサヨナラできると思っていたのに、蓋を開けてみると何かにつけて英会話が求められている現状に危機を感じているアナタ。
何の根拠も無い自信で、社会人になったら最低限の英語は話せるようになるでしょ~と思っていたのに、蓋を開けてみるとそうでもなくて焦っているアナタ。
そんな読者様のために、何から始めれば良いのか、どんな勉強方法があるのか、続けていくコツ、などなど!
社会人ならではの視点で色々とお話ししていきますので、今回もお付き合いください♪
まず何から始めれば良いのか?

英語が本当にマジで全く全然できない!!という方は、やっぱり最低限の勉強はやる必要があると私は思っています。

では、その「最低限の勉強」とはどの程度のものなのか?
ズバリ、中学レベルで充分です。
中学英語をマスターすれば、それだけで日常会話の幅が充分に広がります。

あなたは今、車の購入を検討しているとします。
wantという単語を使って自分の気持ちを表現しようと思ったとき、「to不定詞」を知らなければ、
のように、単純な「~が欲しい」の意味でしか、この単語を使うことができません。

ここで、動詞を名詞に変えてしまう魔法のような「to不定詞」を使うと・・・?
このように、「~したい」というより自然な表現で気持ちを表すことができます!

さて、「to不定詞」なんて文法の話をしてしまいましたが、中学レベルと言えば、始まりはABCからでしたよね・・・(遠い目)
最近は小学校での英語の教科化など小学校での英語教育が強化され始めていますが、今社会人の方の多くは中学に入ったときにABCから勉強しておられると思います。

実際、社会人向けの中学レベルの英語用テキストというのは色々と出されています。
数ある中でも特に人気のあるものを次にご紹介しますね♪
社会人が英会話を勉強するためのテキスト3選!

ということで、中学英語をマスターするためのテキストをいくつかご紹介します!
①『中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。』

山田 暢彦 (監修)/出版社: 学研プラス (2011/4/12)
英語を超基礎から学び直したい!高校生・大人のための個人授業
●中学3年分の全文法を1冊で総復習できる
●学び直し用の追加情報も充実
●英文の読み方がわかるCDつき
●英語力の土台をつくる反復練習
引用:Amazon
まさに!中学英語をマスターしたい社会人にはピッタリの本です。
中学で学ぶすべての文法項目が網羅されている上、解説でも難しい用語が避けられているのでオススメです。
②『Mr.Evineのアルファベットから英語の基礎をなんとかするドリル』

Evine (著)/出版社: アルク (2010/10/29)
英語の基礎の基礎をなんとかするための書き込み式ドリル
●英語力の超コア(核)となる中1レベル英文法
●アルファベットの書き方・読み方から始め、疑問詞を使った疑問文の作り方まで
●30日間でゼロからの基礎固め
引用:Amazon
こちらは、もうとにかくアルファベットからやり直したい!という方向けのテキストです。
どうしてもジャパニーズイングリッシュに慣れている私たちは、本来のアルファベット一文字一文字の発音も実はわかっていなかったりするものです。
文法を理解していても発音が良いに越したことはありませんし、アルファベットからやり直すのも大切なことだと思います。

③『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』

森沢 洋介 (著)/出版社: ベレ出版 (2006/10/25)
行き詰まりを打破するのにとても効果的なトレーニング方法
●中学で習うレベルの文型で簡単な英語をスピーディに、大量に声に出して作るというもの
●文型ごとに中1・中2・中3のレベルに分けて付属のCDと一緒にトレーニング
引用:Amazon
こちらは、特に英会話に特化したテキストです!
中学英語の文法を身につけたあと、それをなかなか英会話に上手く応用することができずに困っている人に特にオススメの一冊です。
さて、人気のテキストとして3冊ご紹介してきましたが、これらのテキストにはある共通点があります。
それは、シリーズものであることです。
やっぱりテキストって、人によって合う合わないが分かれるものだと思います。
なので、最初にやる気を出して選んだテキストがもしつまらなくて続かなくても、諦めずに自分に合うものをまた探してみてほしいんです。

そして自分に合うものが見つかったとき、そしてその一冊をやりきることができたとき、それがシリーズものであれば、同じシリーズ内の他のテキストにも挑戦してみようという気になりますよね!
勉強ってそうやって続けていくことができるものだと思います。
私がシリーズものをオススメしたのはそのためです。

・・・あ、もし見つからなくても、ぜひ諦めずに探してみてくださいね♪
そして、テキストを探すときの注意点を一つ!
中学レベルの英語と口うるさいほどに言ってきましたが、それは高校受験のための勉強ということではなくあくまでレベルの話です。

ですのでこのポイントだけは押さえた上で、テキストを探すようにしてくださいね!
英会話の勉強を続けていくコツは?


英語の勉強を続けることがなぜ難しいのか?
それは、モチベーションを保つことができないからです。
そこで!モチベーション維持の方法の一つとして、ここでは目標を設定するということをオススメします♪
- 『〇〇』(テキスト)を一冊やりきる
- 英検〇級に合格する
- TOEICで〇点をとる
- 〇〇部(英語を使う部署)への異動届を出す
- 〇〇(外国)に旅行に行って英語で買い物をする
等々、他にも色々とあると思います。

読者様もそこを心掛けてみてください♪
日程が強制的に決まってくる試験なんかは目標としては特にオススメですね!
申し込んでしまったが最後、もう当日まで突っ走るしかありません!(笑)
ちなみに英検で言うと、5~3級が中学英語に相当します。
5級 | 中学初級程度 | 英語を習い始めた方の最初の目標。 家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。 英語の基礎固めに最適です。 スピーキングテストも受験可能です。 |
4級 | 中学中級程度 | 出題形式や内容が、より実用的に。 身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。 基礎力をぐんぐん伸ばしていきましょう。 スピーキングテストも受験可能です。 |
3級 | 中学卒業程度 | 二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。 筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。 中学卒業段階の英語力の達成目標:3級(文部科学省) |
とはいえ、英検のこれらの級は中学生ぐらいの子たちに紛れて受けに行くのはちょっと恥ずかしいかもしれませんね(笑)
その点TOEICなら、受験者は皆同じテストを受けて点数がそれぞれに出されるという方式なので、心理的な面で言うと受けにいきやすいかもしれません。
ちなみにどうしても英検で自分のレベルを確認したい場合は、各級の問題集や模擬試験集などを買ってやってみる、あるいは英検協会のHPに過去問が用意されているので、それをやってみる、というのも良いと思います!

まとめ
今回は英会話ができない社会人の読者様へ向けてのお話でしたが、いかがだったでしょうか?
とにかく中学レベルの英語をしっかり身に着けさえすれば、日常会話はバッチリになれます。
そのあとで、さらに先の自分の目標に合わせてその後の英会話学習の方向性を定めていくのが良いと思います!
仕事でどんどん英語を使いたい方は、ビジネス英語を極めることを。
外国人の友だちともっと仲良くなって会話を楽しみたい方は、スピーキングを極めることを。
洋画を字幕無しで観まくりたいんだ!という方は、リスニングを極めることを。
そして!頑張って身につけた実力は、発揮しないともったいないです!
話す機会を探して、どんどんアウトプットしていくことも忘れないでくださいね♪
アウトプットの機会を掴むと言ってもなかなか難しいのが現実ですが、そこに関してはこんな記事も参考にしてみてください。
また自分の英語力では、あるいは発音では恥ずかしくて勇気が出ないという読者様は、こちらの記事もぜひご一読ください♪
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。