子供にぴったりな英語の検定って?何歳から受けるべき?対策も解説
「英語学習をしている子供にそろそろ検定も受けさせてみたい」と感じている。
または「英語の検定を子供の進学受験に利用したい」。
そんな保護者さまもいらっしゃることでしょう。
保護者さまは、このようなお悩みを抱えているのではないでしょうか?
- 子供の英語の検定にはどんな種類があるの?
- 受けるなら何歳から始めさせるべき?
- 最初に受けたい検定と対策法が知りたい!
お悩みを踏まえて、こちらをご提案♪
なつ
子供が受けるべき英語の検定がわかります
私は子供のときからずっと英語と向き合う生活を送ってきました。
しかし……
高校時代には初めての英検準2級を受験して、不合格。
大人になってから向き合ったTOEICで撃沈。
なんと初回は220点……トホホ
子供の頃から続けているのになかなか結果につながらず、悲しかった。
だから英語の検定で残念な結果を取るたびに
もっと子供時代にちゃんとやっていたら、こんなことにはなっていなかったのに!!
と過去の自分に後悔し続けました。
でも、大人になっても諦めずに猛勉強したら、やっとTOEICで高得点の840点が取れました。
私はこんな感じで遠回りしてしまいましたが、子供時代から検定に慣れていたら、もっと順調に英語力を伸ばせていただろうな、と感じています。
お子さまの英語教育に力を注いであげられる環境があるなら、お子さま方には私のように後悔してほしくない。
そのために、お子さま向けの検定情報をご紹介することにしました。
保護者さまの大切なお子さまが英語の検定に対して、前向きにチャレンジしていけますように。
よろしければお子さまの英語学習のお役に立ててくださいませ。
Contents
子供が受けられる英語の検定一覧
子供が受験できる英語の検定はこちらです。
★英語の検定一覧
<幼児からOK>
- 英検Jr®
- JAPEC児童英検
- 国連英検ジュニアテスト
<小学生向け>
- 英検®
- GTEC Junior®
- TECS英語コミュニケーション技能検定
- ヤマハ英語グレードテスト
<海外の検定>
- JET
- TOEIC Bridge®
- TOEFLPrimary®
- ケンブリッジ国際児童英検
幼児でも受験OKの検定
1. 英検Jr®
- 対象年齢:なし
- 級:BRONZE/SILVER/GOLD
- 合否判定:なし
- 受験料:BRONZE 2,500円/SILVER 2,700円/GOLD 2,900円
- テスト形式:リスニング・筆記テスト(郵送・オンラインも可)
幼児期のお子さまでも気軽に受験できるのが英検ジュニアです。
1年ほど英語に触れたことのあるお子さまなら、だれでも受験できそう。
また、合否判定のない検定なので、お子さまの学習モチベーションもキープできますよ。
2. JAPEC児童英検
引用:JAPEC児童英検
- 対象年齢:なし(3歳以上が目安)
- 級:1〜6級
- 合否判定:あり
- 受験料:6級 2,500円/ 5級 2,500円/4級 2,800円/3級 2,800円/2級 3,100円/1級 3,100円
- テスト形式:リスニング・筆記テスト+面接形式のスピーキングテスト
年齢の制限がなく、また全国の英語教室であればどこでも受験できる、という点は良いですね。
仮に英語教室に通ってなかったとしても、一般社団法人日本児童英語振興協会に入会すれば誰でも受験が可能です。
すべての級でスピーキングテストがあるのはとてもありがたい!
なつ
3. 国連英検ジュニアテスト
- 対象年齢:年長クラスから
- 級:A〜Eコース、PreAコース
- 合否判定:なし(受験者には認定証の発行あり)
- 受験料:各級2,970円
- テスト形式:リスニング・筆記テスト
学校や英語教室からの団体受験が基本となっていますが、個人でも受験が可能です。
Eコースから始めると「クレヨン」を使って回答するため、楽しみながら試験に慣れさせていけますよ。
専用の対策本も販売されているのも魅力です。
引用:国連英検ジュニアテスト
小学生向けの検定
1. 英検®
- 対象年齢:なし(英語学習経験1年以上が目安)
- 級:5級/4級/3級/準2級/2級/準1級/1級
- 合否判定:あり
- 受験料:(個人の場合)5級 4,500円/4級 4,900円/3級 7,900円/準2級 9,200円/2
- 級 9,700円/準1級 10,700円/1級 12,600円
- テスト形式:一次試験でリスニング・筆記テスト/二次試験で面接形式のスピーキングテスト
英語の検定と言えば、コレという方も多いでしょう。
受験や就職など、あらゆる場面で活用できるのが英検です。
級も多く、能力に応じてステップアップしていけるのも成長が感じられて良いかも。
受験者が多い検定なので、対策講座や問題集にも困ることはありませんね。
なつ
2. GTEC Junior®
引用:ベネッセコーポレーション
- 対象年齢:小学3年生〜中学1年生
- 級:Junior1/Junior2/Junior Plus
- 合否判定:なし(Grade評価)
- 受験料:教育機関によりけり
- テスト形式:タブレット方式
個人受験はできず、学校経由での受験体制となっております。
ネット環境を使わずにタブレット貸与型で受ける形式は、従来のテストと異なり慣れないかもしれませんね。
小学3年生頃からの受験が可能ですが、内容は小学5年生レベルからですので、ある程度基礎力がついてからのほうが良いでしょう。
3. TECS英語コミュニケーション技能検定
- 対象年齢:小学1年〜6年生
- 級:1〜5級
- 合否判定:A〜C判定
- 受験料:1級 3,300円/2級 2,970円/3級 2,750円/4級 2,750円/5級 2,530円
- テスト形式:リスニング・筆記テスト
合否判定でなく、正答率によってA〜C判定されるのが特徴的です。
そして、受験者には成績表が送付されるのも嬉しいところ。
英語塾で申し込みをすすめられるケースが多いようです。
引用:TECS英語コミュニケーション技能検定
インターネットで練習問題にチャレンジできますので、ぜひ試してみてください。
4. ヤマハ英語グレードテスト
引用:ヤマハ英語教室
- 対象年齢:小学4年生から
- 級:Aテスト(1〜4級)・Bテスト(5〜7級)
- 合否判定:能力に応じた級の認定
- 受験料:A・Bともに3,300円
- テスト形式:リスニング・筆記テスト
ヤマハ英語教室に通う小学生に受験資格が与えられています。
教室で定期的に受けるテストとは異なり、ヤマハ全体で実施される全国統一のテストです。
1級まで認定されると、TOEICBridge®を受験させてもらえるのも嬉しいですね
なつ
ヤマハ英語教室に通っている、もしくは通う予定があるなら、挑戦する機会がありそうです!
海外の検定
1. JET
引用:JET日本公式サイト
- 対象年齢:小学生から(就学前でも可)
- 級:Advanced1-2級/Intermediate3-4級/Basic5-6級/StarterPlus7-8級/Starter9-10級
- 合否判定:あり
- 受験料:Advanced 1-2級 3,900円/Intermediate 3-4級 3,600円/Basic 5-6級 3,300円/StarterPlus 7-8級 3,100円/Starter 9-10級 2,900円
- テスト形式:リスニング・筆記テスト
TOEICを目指すための最初のステップとして利用される検定です。
級は10階級にわかれていますが、テストは10種類ありません。
5種類のテストで級を判定します。
このあとご案内するTOEIC Bridgeよりも優しく子供向けの試験内容となっており、より日常生活に寄り添った問題が多いですね。
2. TOEIC Bridge® Tests
- 対象年齢:中学生から
- 級:L&R/S&W
- 合否判定:スコア判定
- 受験料:L&R 4,950円/S&W 9,350円
- テスト形式:L&R(リスニング・筆記テスト)/S&W(パソコンを利用したスピーキング・ライティングテスト)
学校で習う英語よりも実践的な英語力が求められるテストです。
中高生から受けるケースが多いようですが、基礎力が身につけば小学生でも受験できちゃいます!
通常のTOEIC®よりもビジネス問題が少なめで、お子さまでも取り組みやすいようになっていますよ。
4技能のすべてを計測するには2種類のテストを受ける必要がありますが、力だめしとして挑戦するのもアリですね。
4. TOEFL Primary®
- 対象年齢:小学生から
- 級:Step1/Step2
- 合否判定:スコア判定
- 受験料:各4,000円
- テスト形式:リスニング・筆記テスト
TOEFL Primaryは設問もすべてが英語のため、問題を読んで内容がわからないと少し苦戦しそうです。
しかし、内容は学校内で起こる会話などを中心に親しみやすく設計されているため、問題集などで見慣れてきたら受験してみても良いですね。
Step2になると、英検2級相当のレベルとなるため、ある程度の英語力を身に着けてからの受験がおすすめ!
4. ケンブリッジ国際児童英検(YLE)
- 対象年齢:小学生から
- 級:Starters /Movers /Flyers
- 合否判定:スコア判定
- 受験料:Starters 6,100円/Movers 6,700円/Flyers 7,250円
(個人受験は別途事務手数料600円が必要) - テスト形式:筆記テスト+スピーキング面接テスト
すべての級で4技能の試験がある、本格的な検定です。
ケンブリッジ英検は、日本ではあまり知名度がないように感じられますよね。
しかし、海外では進学や就職で英語力を示すために受験する方が年間300万人以上もいるんですよ。
ケンブリッジ英検全体で、最初のステップとしてすすめられているのがYLEです。
いきなり始めるのは難しいかもしれませんのでイメージがわく動画をご紹介♪
よろしければ参考にしてみてくださいね。
なつ
引用:YouTube
英語の検定は子供が小学3・4年生になったら始めよう
英語の検定にはさまざまな種類があるとわかりましたね。
では、実際に何歳くらいからチャレンジしたら良いのでしょうか?
私のおすすめはズバリ「小学校3・4年生」です。
理由は、進学対策を始めるのが小学校3年生からと言えるからです。
文科省が発表した『平成30年度子供の学習費調査』で、公立小学校に通う児童1人にかかる学校外活動費の平均が掲載されています。
表を見てわかるように小学3年生になると、費用が増えています。
ちなみに、学校外活動費とは学校以外でおこなう学習に使う費用です。
- 家庭学習用の参考書や問題集の購入
- 塾や習いごとの月謝
- 家庭教師へのお支払い など
小学校3年生で学校外活動費が増えているということは……
この年齢から習いごとを始めたり、中学受験対策を始めたりする家庭が多いことを示している、とも捉えられますね。
また、小学1・2年生では、学校のテストにもまだまだ慣れていない児童が多く、学校以外の場所で試験を受ける年齢としては、ハードルが高いとされているんです。
もちろん、お子さまが希望されれば就学前や小学校低学年でチャレンジさせてあげてOK!
しかし、合否判定が出る試験だと、その後の学習モチベーションにも影響するため、お子さまのレベルを見ながら慎重に判断しましょう。
幼児期や小学校低学年で英語の検定を受けるときは、合否判定のない検定を選ぶのが無難かもしれません。
なつ
しかし中学受験対策として、英語の検定で級を保有していることを証明したい保護者さまも多いですよね。
合否判定のない検定では、進学先で加点にならないケースもなかにはあるかもしれません。
そうなると、なるべくお子さまに負担が少なく、合格が狙える学年で検定を受けたほうが良いです。
やはり英語の検定を始める年齢は、テストにも慣れてきて受験を意識しはじめる小学校3・4年生がおすすめと言えるでしょう。
受験に有利な子供向けの検定と対策法
英語能力アップだけでなく、その後の進学等にも活かしたいのであれば「英検」がおすすめです。
実は、英検を受験して級を保有していると「優遇する」としている学校は多いです。
また、2020年から小学校の教育課程に英語が加わった影響で、中学入試でも英語を取り入れる学校が増えています。
保護者さまも「お子さまに英語を早めに学んで力をつけてほしい」と願ってこの記事にたどりついていらっしゃいますよね。
こういった保護者さまの要望にも応えて「グローバルな人材を育成したい」と各教育機関は奮闘しています。
そのため、入試に英語を取り入れる中学校も増えてきているのです。
中学入試で目指すべき英検の級
では、英検は何級からが評価されるのでしょうか?
目安は学校のレベルそれぞれですのではっきりとは言えませんが、「3級以上で加点」という学校も増えてきています。
英検3級は高校受験レベルの英語力が必要とされていますので、熱心に学習しなくては正直に言って難しいレベルです。
4級・5級でももちろんOKですが、受験を少しでも有利に運びたいなら3級を目指すのはいかがでしょう?
実際に、小学生で高校受験レベルの英検3級に受かるお子さまも多いんですよ。
ひとつの目安として3級合格を目指すのはアリですね。
なつ
英検の対策法
では、英検の対策方法をご提案いたします。
英検では筆記試験とリスニング試験があり、3級からはスピーキング試験が加わります。
そのため、総合的な英語力が必要とされるんです。
筆記試験では長文リーディングと英作文のトレーニングが必須です。
リーディングは問題集を活用して実践的な模試をくりかえしたり、速読のトレーニングをするのが良いですね。
英作文では、過去問などから型を作って長い文章を組み立てるトレーニングが必須。
自分の意見を知っている単語でなるべくわかりやすく、整った構成で組み立てる練習をしましょう。
よかったら英作文をわたしたちの添削サービスにお見せください。
100単語までなら無料でチェックいたします。
なつ
リスニングは、同じく過去問を活用しつつ自分でも発音する「シャドーイング」の対策法がおすすめです。
シャドーイングは、聞こえてきた英語を、聞こえたとおりに自分で発音するトレーニング方法です。
英語音声が聞こえたら、おいかけっこのごとくすぐに発音するのがポイント!
英語は発音できると、聞き取りもできるとされています。
つまり「自分で発音するのが難しい=ほかの人が話しても聞き取れない」。
過去問の音声などを何度も繰り返し聞いて、お子さまご自身にも発音させてあげましょう。
そして、最後にスピーキング。
スピーキングは相手がいたほうが伸ばしやすいです。
まずは保護者さまが試験官役として、お子さまに過去問などから出題してあげてください。
お子さまが話すときには録音してあげるとわかりやすいです。
音声を聞きながら、どの音が聞き取りにくいかを判断してあげましょう。
もし難しい場合には、学校の先生にお願いしたり、英会話教室などを利用したりして、フォローしてもらうのも良いですね。
スピーキングはライティング・リスニング力を試される場でもあります。
それゆえ、英作文や聞き取りだけでなく、発音を練習することでそのまま面接対策にもなりますよ。
簡単な英作文にチャレンジしてみませんか?
子供に英語の検定を受けさせたいと思ったらまずは習慣から
子供に受けさせたい英語の検定についてお話しいたしました。
- 子供向けの英語検定は小学校中学年から始めよう
- 進学を有利にしたいなら英検3級合格を目指そう
- 英検の対策は問題集を中心にアウトプットが大切
英語の検定は難しくありません。
お子さまにやる気があれば、どの子でも合格できますよ。
しかし、これまで英語学習をあまりやってこなかったのであれば、ちょっとだけ注意点が。
実は、英語学習に慣れていないお子さまにいきなり検定を受けさせるのはハードルが高いです。
学校のテストに慣れてくる年代だったとしても、検定を受けるにはどれだけ日頃から英語に触れさせているかが重要なんです。
まずは「英語を学習する」という習慣づけからトレーニングしていきましょう。
私、なつが英語学習の習慣をつけやすくするトレーニングを全力でサポートいたします。
なつ
英語学習の習慣づけで
英語の検定も
受験しやすくなる
保護者さまがお子さまに
検定を受けさせたいと思っても
お子さまご本人が
乗り気にならなかったら
本末転倒ですよね。
私たちがご提案する
英文添削サービスでは
英語が苦手なお子さまにも
やる気がアップするような
英文課題を
ご用意しております。
お子さまの興味があることを
うまく引き出して
英語学習につなげるコツも
ご紹介いたします。
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実施しておりますので
英語の検定を受けさせる準備として
まずは英作文にチャレンジしてみませんか?
日本語講師が丁寧にお返事いたします。
私が事務局としてメールのやりとりを仲介しております。
なつ
ひとてんの安心ポイント
- 講師は全員日本人
- アドバイスももちろん日本語
- 英語が苦手な方にひとりずつ寄り添ってサポート
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簡単な英作文にチャレンジしてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。