読者のみなさま、英会話の勉強を楽しく続けていますか?
会話のキャッチボールが続くようになると、ますます英会話が楽しくなりますよね!
しかし、レベルアップすれば新たな疑問がでてきます。
- この単語のニュアンスで伝わったかな?
- 教科書の英会話ではなくて、日常使えるフレーズを知りたい。
- 英語ならではの言い回しをたくさん覚えたい。
そんなときは、映画を使って英会話の勉強をしませんか?
映画には日常で使えるフレーズや、英語ならではの言い回しがたくさんでてきます。
今回は、
- 英会話学習に映画を使うメリット
- 映画を使った学習方法
- おすすめの映画
こちらをお伝えしていきます、英会話力を伸ばすための参考にしてくださいね。
まずは、なぜ英会話学習に映画をおすすめするのか。
映画から学ぶメリットから、お伝えいたします。
英会話学習に映画を使うメリット
いつもの英会話学習に物足りなさを感じているみなさん、私のおすすめは映画を利用した学習です。
映画を見ることで、楽しみながら英会話力を伸ばすことができますよ。
それでは、英会話上達のために映画を使うメリットを3つご紹介します。
ネイティブスピーカーの生きた英語が身につく
映画を見て英会話を勉強すればネイティブスピーカーの生きた英語が学べます。
教科書で勉強する英会話から、一歩進んでより自然な会話が学べます。
状況や立場によって、話し方も使う単語も違いますよね。
状況や立場の違いは、映画なら一目瞭然です。
会話で使えるフレーズが覚えられる
会話で使う単語を一つずつ覚えるよりも、映画を見れば前後の文脈からセットで頭に入ります。
フレーズで単語を覚えれば、会話で使うときにとても役にたちます。
You did say you loved me. So, I`m thinking I`ve got a date. If you`ll have me.
(愛を告白されたら、デートしなきゃね。もし、わたしでよければ。)
2006年公開の『ホリデー』からキャメロン・ディアスのセリフです。
「もし、あなたが受け入れてくれたら」というニュアンスの最後のセリフ。
フレーズで覚えておくと使えます!
Let me get this straight, professor. You`re actually giving us permission to do this?
(つまりこういうことですか、教授。本当に僕たちにこれをする許可を与えると?)
2011年公開の『ハリーポッターと死の秘宝』のセリフです。
「つまりこういうことですか」と相手に確認するときによく使います。
丸暗記しておきましょう。
リスニング力がアップ
英会話には、リスニング力とスピーキング力が必要ですよね。
英会話では、ネイティブスピーカーの発音やスピードに慣れるのがとても重要です。
何回も映画を見ているうちに耳が慣れて、はじめは聞きとれなかったセリフが少しずつ聞きとれるようになりますよ。
リスニング強化の方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
参考にしてくださいね。
それでは、映画を教材とした英会話学習の方法を5段階に分けて一つずつお伝えしていきます。
英会話を映画で学ぶ!学習方法【5STEP】
英会話上達のために映画を使うなら、同じ映画を何回も繰り返し見ましょう。
映画1本見ると2時間は必要ですが、くり返し見るには長いですよね。
ここから5つの段階を順番にお伝えします。
STEP1 自分の実力に合った映画を選ぶ
好きな映画を見ているだけで英会話が上達する、なんてことはありません。
自分の実力に合っていない映画を見ても、会話が全く聞き取れなければ勉強になりませんよね。
映画を見て英会話を学ぶ場合は、中学生レベル以上の英語力が必要です。
語彙力、文法、リスニングなど総合的に基礎を身につけていないと、映画を使っても英会話の上達は望めません。
英語力を身につけるには、どうすればいいの?という方必見!。
こちらの勉強法を詳しく解説した記事を是非参考にしてください。
教材として使うなら、自分が見ていて楽しい映画にしましょう。
好きな役者が出演している、興味のある題材を扱っているなど人によって好みはいろいろです。
こちらに、映画を選ぶ目安を紹介しています。
- 登場人物が少ない
- 会話部分が多い
- 興味のある国やジャンルの映画
- 学園もの
- 恋愛もの
教材としておすすめできない映画はこちらです。
- 古すぎる映画(30年以上前の映画)・・・古い言い回しを覚えても使えないので。
- アクション、戦争もの・・・アクションシーンや戦闘シーンが多いと会話の勉強になりません。
- 法廷もの、医療もの・・・難しい専門用語が多くでてくる可能性があります。
子供向けのアニメ映画から始めたい方は、こちらの記事を是非参考にしてください。
自分の実力に合っている好きな映画を選んだら、次は内容を理解しましょう。
STEP2 映画の内容を理解する
日本語字幕か日本語吹吹替えで映画の内容を理解しましょう。
どのように話が進むのか、どんな会話をしているのか頭に入れておきましょう。
1回通して見ればOKです。
すでに内容が頭に入っている映画でしたら、STEP2は飛ばしてくださいね。
STEP3 日本語なしでリスニングに集中する
日本語字幕なしで、とにかくリスニングに集中して映画を見ます。
ところどころ聞き取れる、内容が分かる程度でOKです。
可能ならば1回目は、通して見ましょう。
初回にどのぐらい聞き取れたのかが、今後の目安になります。
映画の内容がわかっていても何を言っているのか全く聞き取れないなら、その映画は難しすぎです。
他の映画に変えてみましょう。
STEP4 スクリプトを読んでから見る
スクリプトとは、映画の台本です。
私は、英語字幕を付けるよりも、スクリプトを手元に用意するのをおすすめします。
スクリプトがテキストの代わりになるからです。
- 単語を調べられる。
- 書き込んだり、マーカーを引いたりできる。
- 使えそうな会話をくり返し練習できる。
スクリプトはインターネットで簡単に検索できます。
Googleなどの検索画面で「映画のタイトル script」で検索します。
例えば、『アナと雪の女王』(英語タイトル:Frozen)のスクリプトを探したいときは、「Frozen script」と入力、検索してください。
英語のスクリプトがたくさんでてきます。
スクリプトが入手できたら、最初から最後まで読みましょう。
このときにわからない単語を調べます。
覚えたいフレーズに、印をつけておきましょう。
ここからは、シーンごとに区切って見てくださいね。
スクリプトを読んでから、もう一度映画を見ます。
セリフを文字で見ているので、前回よりも聞き取れるようになっているはずです。
聞き取れなかったシーンは、スクリプトを読みながらくり返し見ましょう。
STEP5 セリフを練習する
気に入ったセリフ、実際の会話で使えそうなセリフを声にだして練習します。
スクリプトを見ながらで大丈夫ですよ。
発音をまねて、役者になりきって楽しく練習しましょう。
スクリプトを見なくても、セリフが言えるまでくり返し練習しましょう。
役者と同じ発音でセリフを声に出すと、使えるフレーズが覚えられるだけでなくリスニング力もアップしますよ。
映画を使えばリスニング、リーディング、スピーキング3つの英会話力の強化ができます。
STEP4とSTEP5をくり返しましょう!
ここからは、教材としておすすめの映画を3つ紹介します。
英会話学習におすすめの映画3選
先程お伝えしたように、英会話学習が目的でも自分の好みの映画を選ぶのが一番です。
もし、どんな映画を選んだらいいのかわからない方は、こちらの【おすすめの映画3選】を試してみてくださいね!
好みの内容かどうかは、YouTubeの映画予告も参考にしてください。
マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)
引用:YouTube
♦あらすじ♦
インド人の主婦シャシは、家族のなかで自分だけ英語が話せないことに悩んでいました。
そんなとき姪の結婚式の手伝いで、家族よりも先に一人でニューヨークへ行くことになります。
アメリカに来てからも英語がわからず、落ち込むシャシ。
一念発起して、「4週間で英語が話せる」という英会話教室に入学します。
果たしてシャシは英語が話せるようになるでしょうか?
♦おすすめポイント♦
主人公は英語が話せない女性なので、わかりやすい英会話がつかわれています。
英語が話せなくて、つらい思いをするシャシに共感します。
ラストは、清々しくて痛快です。
女性におすすめしたい映画です。
スクール・オブ・ロック(School of Rock)
引用:YouTube
♦あらすじ♦
デューイはロックバンドをクビになり、その上ルームメイトから滞納した家賃を払わないと部屋を追い出すと言われてしまいました。
困ったデューイは、ルームメイトの名を語りバイトのつもりで名門小学校の代用教員となります。
生徒たちとロックバンドを組んだデューイは、念願のバンド・バトルに出場します。
♦おすすめポイント♦
2003年公開と少し古い映画ですが、古さを感じさせません。
会話のほとんどが子供と交わされているので、わかりやすい英語が使われています。
コメディ映画なので、見ていて楽しい気分になりますよ。
音楽好き、ロック好きな人におすすめしたい映画です。
ターミナル(The Terminal)
引用:YouTube
♦あらすじ♦
ニューヨークJFK国際空港で、足止めされたビクター・ナボルスキー。
彼の祖国は、クーデターによって事実上消滅し、国に帰ることもアメリカに入国することも禁止されてしまいます。
言葉の通じない空港で、法のすき間に落ちてしまったナボルスキー。
彼は無事に帰国できるでしょうか?
♦おすすめポイント♦
トム・ハンクス演じる主人公は英語が話せないので、簡単な英会話しか使いません。
だんだん英語を覚えて、話せるようになっていくところも勉強になります。
撮影に使われた空港は、とてもよくできたセットです。
見ているだけで、海外の空港の雰囲気が感じられますよ。
ハートウォーミングなストーリーで、見終わってから温かい気持ちになります。
どの作品も英会話力アップに役立ちます、映画としてもとてもいい作品です。
英会話学習に使ってくださいね!
メリット盛り沢山!英会話は映画で学ぼう!
今回は、英会話を映画で学ぶメリットや学習方法を紹介しました。
英会話力を伸ばすために映画を使うと3つのメリットがあります。
- ネイティブスピーカーの生きた英語が身につく。
- 英語ならではの言い回しをフレーズで覚えられる。
- リスニング力がつく。
映画を教材にした英会話学習方法を5つの段階に分けてお伝えしました。
STEP4とSTEP5をくり返すことで、リスニング、リーディング、スピーキング3つの力がつきます。
- STEP1 自分の実力に合った、好きな映画を選ぶ。
- STEP2 日本語字幕か吹替え版で1回見て内容を理解する。
- STEP3 英語だけでリスニングに集中して見る。
- STEP4 スクリプトを読む、読み終わったらもう一度映画を見る。
- STEP5 気に入ったセリフをシャドーイングで練習する。
おすすめの映画を3つ紹介しています。
どんな映画を見たらいいのか迷ったら参考にしてくださいね。
- マダム・イン・ニューヨーク
- スクール・オブ・ロック
- ターミナル
英会話を身につけるために大切なことは「くり返す」ことです。
好きな映画ならば、楽しく「くり返し」て見ることができますね。
英語の基礎力がついたら、ぜひ映画を使って英会話力を伸ばしてくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました!