この記事は広告が含まれる可能性があります。

ベトナムの新型コロナウイルス対策ってどうなっているの!?

 

ベトナム現地レポートも第10回を迎えました!

今、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中を混乱させていますね。

日本の事やかなり感染が広がっている国に関してはニュースで色々情報が入るけど、その他の外国っていったいどういう状況なの?と気になっている皆さんへ、ベトナムの現状や対策の仕方などをお伝えしたいと思います。

 

 

ベトナムの新型コロナウイルス対策はとっても厳しい!

 

結論から言いますと、ベトナムは早くから厳しい新型コロナウイルス対策をとっていました。

毎日、国からの対策に関する決定事項が(ベトナム在住と登録していたので)大使館のメール経由で回ってきます。

会社からもルールが変わるたびに話を聞きますが、旅行でも、仕事で居住だとしても、大使館からの連絡は重要になってきます

 

実は、ベトナムでは中国での流行したくらいの初期段階でヒト→ヒト感染がみつかっていました。

しかし早期に感染者を指定病院に隔離し、感染者が多い国からの移動を制限したおかげで感染者17人から全員完治して、国内感染者が0になった時期もあったんです!

 

しかし、3月に入りヨーロッパからの航空機内で複数の感染者がみつかり、再度感染症の脅威に見舞われています…

対象の国からの航空機の搭乗者を素早く検査し、指定病院や軍施設での隔離等を通じて感染拡大防止策をとっているのが現状です。

 

持ち込んでしまった感染者からの二次感染は今のところごく少数で住んでいる様子です。

(2020年3月25日朝時点で新型コロナウイルス陽性事例が134名、完治の17名を含む)

 

国の在り方が異なるので一概には言えませんが、ベトナムの感染症対策は素晴らしい!

今後も新しいルールができてくるとは思いますが、今時点での状況をまとめます!

日本だと物資が不足しているところもありますが、参考になるところがあればチェックしてみてくださいね!

 

 

普段の生活における対策

 

まず、政府や住んでいるマンション、職場、商業施設などで注意喚起されている身近なことをお伝えします。

 

新型コロナウイルス感染症対策
  • 毎日の体温計測や体調に異常がないか確認
  • 手洗いやアルコール消毒
  • 外に出るときは必ずマスク

 

なつ
普段熱っぽくもなければ体温なんて測りませんよね~

 

家庭で行う対策は当たり前のことですが、本当に徹底されていますし、世の中の一致団結力はすごいです。

スーパーでは特設コーナーを作っているところもあり、アルコール消毒液や薬用ハンドソープ、アルコールタイプのウェットシート等簡単に手に入ります!

使い捨てマスクは売ってないこともありますが、もともと大気汚染に悩む国なので、布マスクはとっても簡単に買えます。

 

なつ
もはや派手なマスクは外国人からも一目置かれるお土産にもなっています♪

 

家から出るときはマスクを必ず着用します。

今はマスクを付けていないと捕まる可能性もありますし、バスやGrabなども絶対乗せてもらえません。

 

*グラブ(Grab)とは
東南アジア最大のタクシー配車アプリ。
スマホひとつでタクシーやバイクの予約、目的地の指定、支払いまで可能。
英語や現地の言葉が話せなくても利用でき、料金も一律で不当な金額を請求される心配がない。

 

体温計測は家ではしてない方も多いと思いますが、商業施設や職場のビルの入り口には警備員が体温計を持っており、37.5℃を超えると入れてもらえないそうです。

検温をクリアすると手のアルコール消毒を警備員の目の前で行い、やっと建物に入れます。

一連の対策をとれないお店は政府からの通達もないのに休業する店も出るほど警戒されています。

 

今現在は、必要に迫られてもいないのに人が閉鎖空間に集まる娯楽施設(カラオケ店や映画館、レストランなど)は休業を政府から求められている状況です。

ベトナムはイタリアのようにみんなで集まってカフェや食事を楽しむ文化がありますが、それも自粛しているようです。

 

なつ
ベトナム名物の街中のプラスチックテーブルと椅子で営業しているお店が、少なくなってる!

 

ちょっとベトナムらしさが薄れていますが、それも感染症の流行が落ち着くまでと思えば皆さん頑張れるのでしょう。

不用な外出も控えて、仕事もリモートワークになっている企業も出てきました。

 

ただ、ベトナム人は上司が見ていないとさぼってしまうタイプの方も多いようで、リモートワークに踏み切れない・踏み切りたくない企業さんが少なからずあるのも事実…。

オフィスビル中を消毒液でこまめに消毒してでも出社させたい気持ち、普段のベトナムの方の生活を見ていたらわかる気がします。

 

なつ
日本だったらサボられるのではないかという心配は幾分少ないでしょうね…

 

 

政府が対外的にとっている対策

 

では、政府は対外的にどんな政策をとっているのかご紹介しますね。

 

ベトナムの対外的な新型コロナウイルス対策
  • 3月25日以降の国際線の運航停止
  • 国内航空機、列車、旅客船、省をまたいで旅客を乗せる車両の利用者への医療電子申告義務化
  • 3月7日以降入国者のリスト作成、医療申告義務化
  • 不要不急の商売サービス休止指示
  • 3月18日以降の全ての査証(ビザ)の新規発給停止(30日間)
  • 全ての査証(ビザ)免除一時停止
  • 3月22日以降全ての外国人の入国禁止

 

※3月25日現在の情報です。

ここまで厳しくなる前も、感染流行地域からの入国者を軍施設などで14日間集団隔離や、国・地域別に査証発行停止や免除停止など、とてもスピーディーな対応でした。

毎日大使館からのメールで新しい情報が目まぐるしく送られてきます。

 

また、入国制限がかかる前でも、医療申告(発熱や感染が疑われる諸症状がないことを確認する用紙)を作成したものの、紙ベースでは申告も遅くなってしまうため、すぐに国内居住者用と、海外からの入国者用のアプリを作成し、電子申告に切り替えたのも、すごいなとメールを見ながら思っておりました。

 

ただ、一つ日本人として受け入れがたいのは、

 

なつ
陽性判定が出ると、住所と名前が公開されてしまうんです…

 

ベトナムの方に伺うと、プライバシーという考え方があまりないそうです…

ビックリしますよね…

 

国家権力がとても強いためにこれだけのことが、これだけのスピードで行えるんですよね。

日本だったら民主主義だから、プライバシーや人権が優先されます。

国の成り立ちの違いを大きく感じました。

 

でも、大事なのは国の力と統率力だけではなく、国民や企業の協力や自助努力も必須ですよね!

正直その点もベトナムの方が勝っているような気がしました。

一度流行が広がってしまうと、医療技術や施設が間に合わなくなるという危機感をもって挑んでいかないといけませんね!

 

 

ベトナムの新型コロナウイルス対策はすごかった!

 

ベトナムは政府、起業、個人が協力し合って、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の封じ込めようとしていますし、その効果も出てきていると思います。

 

日本もようやく感染流行国からの入国に関して厳しい措置をとるようになりつつあるようです。

ここからは企業や個人の努力もとても大事になってきますよね!

外に思うように出られないですとか、予防用品が不足しているとも聞きますが、できる限りの対策をとって、さっさと新型コロナウイルス感染症をやっつけちゃいましょう!!

 

体調がおかしいなと思ったときは早めの報告や相談も大事です。

日本だったらまず、保健所に相談ですよね。

 

ただ、今後海外にいこうとしている方はもしものとき自分の症状を日本語で相談できる場合とそうでない場合があると思います。

自分が万が一体調が悪くなっても、その状態を伝えられるようになっておきましょう!

備えあれば憂いなし♪

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA