現地レポート第5弾です!
皆様、ベトナムの首都ハノイってどんな印象を持っていますか?
目立ったリゾートなどはないですが、首都だけあって、歴史や文化の流れが色濃く残る都市で、歴史好きにはたまらない場所です♪
もちろん歴史にそんなに興味がなくても、建物や庭園がとても趣深くてお散歩にはもってこいなので、歩きやすい格好とスニーカー、虫よけ対策をして、是非ハノイにおいでください!
たくさん見て回るところがありますので、今回は日本大使館に割と近い、バーディン区からお届けします!
ハノイ・バーディン区のお散歩必見スポット
ハノイの観光スポットとしては宿が多いこともあり旧市街周辺に出向かれる方が多いと思いますが、個人的にバーディン区もとっても魅力的だと思っていますので、必見スポットをご紹介したいと思います♪
バーディン区はこちら↓です!
- ホー・チ・ミン廟(びょう)
- ベトナム政府大統領府
- ホーチミン(ホーおじさん)の家
- 一柱寺(いっちゅうじ)
- タンロン遺跡(世界遺産)
全部ほぼ隣り合っているので、歩ける距離にまとまっています、一回りしてみてください!
お時間がある方には今回はピックアップしていませんが、ホーチミン博物館も見学してみてくださいね♪
※午前中は廟に入った方のみ、バーディン広場、大統領府、ホーチミンの家、博物館に入れます。
ホー・チ・ミン廟(びょう)
ホー・チ・ミン廟はいわゆる亡きホーチミンのお墓です。上にある写真の建物の中に入れます。
霊廟の前にはホーチミン主席が独立宣言を読みあげたバーディン広場もあります。とにかく広いです。
ベトナムの英雄であるホーチミンは国民からも大変慕われており、今もご遺体にエンバーミング処理がほどこされ、ベトナム軍の軍人の方の警備のもと、廟の中に眠っています。
正直、私は何も知らずに散歩中にセキュリティチェック入り口に迷い込んだだけだったのです。
でも、実際に廟に入ると、本当にただ目の前で眠っているようにしか見えないくらい丁寧にエンバーミングされており、現地の方々がいかに慕っているのかわかる気がして、とてもおごそかな気持ちになりました。
エンバーミングとはご遺体を消毒や保存処理、修復することで長期保存を可能にする技術です。
土葬を基本とする国ではご遺体から感染症の予防する効果もあり、一般的です。
また、社会主義国では指導者の権威を保つために用いることもあります。
無料で見学できますが、セキュリティチェックがあるので大きな荷物は入り口で預ける必要があります。
カメラも大きいものはNGです。小型、スマホカメラは持ち込みOKですが、廟内の写真撮影もNGで、軍人さんからすごい勢いで止められますので気を付けましょう。
露出度の高すぎる格好も止められます。開館時間は以下の通りですが、土日は観光だけでなく、市民も朝からくる方も多いので、少し早めに来たほうがスムーズに入れるかと思います。
住所:2 Hung Vuong St., Dien Ban, Ba Dinh Dist., Hanoi
開場時間:
火~木 | 土日祝 | |
4月1日~10月31日(夏期) | 7:30~10:30 | 7:30~11:00 |
11月1日~翌年3月31日(冬期) | 8:00~11:00 | 8:00~11:30 |
月・金は原則休館(5月19日、9月2日、旧正月の初日は曜日問わず開館しています)
入場料:無料
エンバーミング処理の質を保つために雨期のうち2カ月ほど見学できない期間があります。詳細は公式サイトをご覧くださいね!
ベトナム政府大統領府
とってもきれいなクリーム色の洋館はベトナム政府大統領府です!
前にもお伝えしていますが、ホー・チ・ミン廟が見学可能な午前中は廟を見学した後しか入れません。
今も迎賓館として利用されているため、中には入れないのですが、同じ敷地内にはあとでご紹介するホーチミンの家や執務室もあり、入場料が4万VND(約200円)かかります。
周りにきれいな庭や、池がありますので、是非写真を撮って楽しんでくださいね!
簡単に映える写真が撮れること間違いないですよ♪
よーく見るとあまり池はきれいではないかもしれませんが…(笑)
ホーチミン(ホーおじさん)の家、ホーチミン博物館
ホーチミンが書斎として使っていた家です。
中には入れませんが、外側をぐるりと一周できますので、中の様子は詳しく見ることができます。
木のぬくもりがある家で、豪華絢爛とは程遠い、とても質素な家なので、生前のホーチミンの様子が垣間見える気持ちになります。
中はこんな感じです。↓
ちなみにホーチミンの事を親しみを込めて現地の方が「ホーおじさん」と呼ぶそうです。
一柱寺(いっちゅうじ)
名前の通り、一本の柱の上に立っているお寺です。正式には延祐寺というお寺の中の楼閣(高い立派な建物)で、別に延祐寺の本堂があります。
季節になると、蓮の花が池の一面に咲き誇るそうです。
お寺のデザイン自体が珍しいのと、隣接している大統領府等との建築の大きな違いも楽しんでいただけると思います。
ハノイがまだ昇龍(タンロン)と呼ばれていた李朝時代(11世紀)に、池に咲く蓮の花に見立てて建てられたのだとか。
李太宗という第2代皇帝が、ある晩に観音菩薩から蓮花台の上に座らせられる夢を見たことで、皇帝の御代が長く続くことを祈ったことがお寺の由来とされています。
タンロン遺跡
タンロン(昇龍)はハノイの昔の呼び名です。
1010年~1804年の間、ほとんどのベトナム王朝がここに都をおいていたため、各時代の遺跡が重なっています。
なんとフランス植民地時代にもフランス軍司令部として、ベトナム戦争の時はベトナム人民軍の司令部として大活躍している土地なんです。
2010年にユネスコの世界遺産に選ばれています!
朝からの作業中にちょうど当たってしまったのですが、お庭がとてもよく手入れされています。
お花のアートが写真のこの端門の上からだととてもきれいに見えます。上に登る階段がちょっと急でしたが。
土日だとアオザイを着た現地の方、観光客の方の大撮影会があちこちで行われていますね。
敷地の中を歩いてみると、結構縦長い。まずベトナム歴史博物館の横にある受付でチケットを買って、入場します。
それから上の端門まで地味に歩きます。
さらにその奥には発掘して見つかった遺構(昔の建物の土台)がガラス張りで残されています。
そして出土したものを展示している博物館があるのですが、中に係員の方がたまーにやってくる程度で他の観光地と比べたら中はゆっくりとみることができました。
その奥にはベトナム人民軍の司令部だった建物や地下トンネルも残されています。
ちょっと怖くて中には入りませんでした。
そしてまた奥には竹で作られた謎のアスレチックが…
ブランコも竹だけで作られており、興味本位で少しだけ乗ってみたのは内緒です(笑)
タンロン遺跡は世界遺産になって日が浅く、そもそも遺跡が見つかったのも2002年の話なので、実はまだまだ発掘途中なんです。
行くたびに新たな展示ブースができていたりして…今後も通う必要性がありそうですね♪
住所:Số 19C Hoàng Diệu, Quán Thánh, Ba Đình, Hà Nội
開場時間:8:30~11:30、14:00~17:00 (最終入場は閉場時間の1時間前です)
休み:月曜、旧正月期間
入場料:3万VND (150円弱)
ちょっと一息。お散歩コースから外れて番外編
湖
今までご紹介した観光地からは少し離れる場所が多いですが、ハノイには湖がかなりの数点在しています。
バーディン区にも、動物園とテニスコートが隣にあるトゥーレ湖、カフェやホテルが隣接しているザンボー湖など町の中心に点在しています。
皆さんほとりで休憩したり、釣りをしたり、青空美容室で髪を切ったりと思い思いに過ごされています。
人間観察がお好きな方、たまには日頃の忙しさから抜け出したい方、ほとりでのんびりコーヒブレイクはいかがでしょう?
※虫よけ対策と日焼け対策だけは入念に!
ロッテセンターハノイ 展望台
日本大使館の目の前にそびえたつロッテセンターハノイは、デパート、スーパー、オフィス、ホテル、レジデンス等が入る65階建て超高層ビルです!
B1の展望台入り口からチケット購入して、是非ハノイを高いところから眺めてみてください。
成長著しい街が見渡せます。
そして、ベトナムはビルの電飾が結構独特で、その分高いところから見る夜景がとてもきれいです。
別の入り口になるので注意が必要ですがルーフトップバーもありますので、おしゃれに一杯、という方はこちらを利用されてもいいかもしれませんね♪
住所:52 Liễu Giai, Cống Vị, Ba Đình, Hà Nội
開場時間:9:00~23:00
入場料金:10:00~22:00 大人:23万VND(約1150円弱)
9:00~10:00、22:00~23:00 は50%OFF♪
ベトナムの首都ハノイのお散歩~バーディン区編まとめ
ハノイには今回のようなお散歩コースにしてもらいたい観光地がまだまだありますので、是非、遊びに来ていただけたら幸いです♪
ダナンのように終日1カ所で遊びたい、という観光地はないかもしれませんが、ハノイにはちょっと見てみたいというスポットがたくさんありますので、また違う地区のお散歩コースも今後ご紹介したいと思います。
そういえば、ハノイの観光地では日本語の表記はほとんどありません。ベトナム語と英語の表記のところが多いです。
難しい単語は必要ないと思いますが、簡単な日常の会話は英語でできるようにしておくと無用なトラブルを避けられますので、実用的な英会話にも興味を持っていただけると嬉しいです!
前回のベトナム現地レポートはこちら↓