今回は私が生活しております、ベトナムの今をお伝えしたいと思います。
・・・突然ですが。
日本人にはイオンモールやイオンって身近な存在ですよね。
そんなイオンモールが今回2019年12月5日、首都ハノイの南西部であるハドンに完成いたしました~♪
今現在ベトナムを含む東南アジアでもイオンモールはどんどん拡大中で、今回完成したイオンモール・ハドンは5カ所目になるんですね!
ホーチミン周辺に3カ所、ハノイ周辺に今回のオープンで2カ所展開しています。
(来年にはハノイの東のハイフォンにもオープンするとかしないとか…)
ベトナムの経済成長はすさまじいスピードでして、経済としては南のホーチミンが中心で、政治・文化の中心が北の首都、ハノイです。
イオンモールの出店とベトナムの発展が結構リンクしていて面白いので、ちょっと脇道にもそれながらベトナムの今に関してご紹介できたらと思います♪
ベトナムという国について
ベトナムは正式にはベトナム社会主義共和国という名前です。
過去に中国やフランスに統治された歴史から、それぞれの文化に影響を受けた国です。
以下で簡単に国についてご説明しますね!
- 言語・文字
- 食文化
- 特産品
- 主な都市
言語・文字
公用語はベトナム語です。
今のベトナム語はアルファベットベースに発音記号が付いた不思議な文字に落ち着いております。
しかし、先にお話ししました通り昔中国の影響を受けていたため、もとは漢文体で、フランスに統治された際に今の文字になったそうです。
当時の識字率があまり高くなかったため、文字の変更ができたということですが、お役人さんや学者の方は当時大変だったのではないでしょうか。
発音はとても難しいと思います…
宗教・文化
宗教は仏教がメインで、お寺が各地にあります。主要都市にはキリスト教の教会もあります。
宗教も一般文化も中国のとフランスの由来のものが混在していて、独特な雰囲気を醸し出しています。
やはりアジアなので、中国の影響のほうが強いとは思いますが。
年始は中国の影響が強く、旧正月(テト)が盛大に祝われています。
ただ、クリスマスも結構どこにでもツリーなどの装飾などが見られて、お祭り好きな国民性です(笑)
サッカーが人気で、国内での試合の日に勝つとバイクで国旗持って暴走する人が出て、日本大使館から危ないので不要な外出は控えるように、とメールが送られてくるほどにぎやかです。
特産品
ベトナムと聞いて、皆様はどんな特産品があるか思い浮かびますか?
意外!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ベトナムの特産品は以下の通りです。
- コーヒー(ロブスタ種という豆が主流)
- カカオ
- はちみつ
- ナッツ類
- 絹製品(スカーフなど)
- マンゴー、パパイヤなどの南国フルーツ
- お花
どうですか? 結構たくさんあるんですよ!
ユニクロのように先進国企業の縫製工場がベトナムに多いのは皆さんご存じかもしれないですが、ほんとにクオリティが高いんですよ。
テイラーメイドで服を作ってしまうのもベトナムではおすすめです!
主な都市
- ホーチミン
- ハノイ(上の写真は日本大使館の近くです)
- ダナン
冒頭でお話ししてますが、経済成長が一番早いのはホーチミンです。
しかし、政治や文化の中心はハノイなんです。
ホーチミン廟やタンロン遺跡、旧市街など、歴史的な建造物はハノイにありますね。
第3の都市がダナン。リゾート開発で成長著しい都市ですが、一方で近隣には古都ホイアンなど風情の残る町もあり、人気が高まってきています。
この3都市を中心に徐々にその近隣都市も発展中というのが現状です。
ベトナムの現状
ベトナムの経済成長率は2018年の実質GDP成長率が7.1%とかなり高い国です。
と、言われてもピンときませんよね。
日本の同じ数値が1%前後と考えると伸びしろ大きい国ですよね。
まあ、観光や実際に住む方にとって数字の世界より実感できる生活水準の方が重要だと思うので、衣食住の観点からお話ししていきたいと思います。
- 服装
- 食べ物
- 住居
- インフラ
①服装
ベトナムと聞いたら、アオザイが民族衣装でしょ?と思われる方が大半ですよね。
でも、日本でいう着物みたいなもので、現地では正装にあたるんです。
今でも学校などの制服がアオザイのところはありますが、私が生活していた感じだと、毎日ではなさそうでした。
週末ともなるとあちこちで大撮影会をやっています。
シンプルで風通しの良い衣服(日本と大して変わらないもの)が販売されています。
ただ、女性の服はこれでもかと体系をさらすぴったりラインのものに加えてミニスカートが多くて、なかなか現地のものを購入して着るのは難易度が高いですね(笑)
あとはぱっと見パジャマのような上下そろいのドーバーと呼ばれる衣服を着た女性が多いです。
あれはパジャマではないそうです。ベトナムに来たらほぼ必ず、上下そろいのおばさんを見かけるでしょう。
後は車やバイクによる大気汚染が都市部では深刻なため、ベトナムの方はマスクしている方が多いです。
マスクもデザインが凝っていて結構派手ですね。
②食べ物
食文化も、フランスやら中国やら周りの国の影響が大きいです。
バインミー(フランスパンのサンドイッチ)やフォー(米粉から作る麺を鶏や牛肉のスープで食べる料理)、春巻などが有名ですね。
パクチーが苦手な方は現地で料理を食べるときは一応よく見て食べたほうがいいですよ(笑)
一般市民の台所事情は上の写真のように市場や道端で売っている品物で決まってきますね。
もちろんスーパーもありますが、市場や露店のほうが半額以下で買えるものもあるくらいです。
ちょっと衛生的には目をつぶりたいところ。
野菜も肉も魚も穀物も大体市場で手に入ります。ハノイだと旧市街が一番活気がありますね。
ベトナムは女性がかなり働き者なので、ごはんが外食、屋台飯なんてこともしばしば。
一食300円くらいあれば、屋台というか露店クオリティならお腹いっぱいになります。
アジアの屋台フード好きな方には是非体験してほしいですね!
ちなみにベトナムでは半年に一回の寄生虫を殺す薬の服薬がおすすめされてます(笑)
食べ物が心配な人は薬局で100円~200円なので買ってみては?
お腹を壊すのは、まあ、経験だと思います。
➂住居
ベトナムの建物はレンガ造りの上からコンクリートで塗り固めるタイプが多いです。
上記の作りかけの住宅街は最初にお話ししたイオンモールハドンの周りに今急ピッチで作られているものです。
戸建てはバス道路から少し歩きますが、後ろに見える高層マンションはバス道路沿いに作られています。
もともと街中ではレンガ造りの2~3階建ての細長い家が隣同士くっついて建っているのですが、最近は郊外にも生活インフラが整うごとに上記のような整備された家ができつつあります。
外国人向けにはサービスアパートと言って、専属ではないですがハウスキーパーさんが週3くらいで来てくれる物件や、ベトナム人オーナーから不動産業者を通じて借りる物件があります。
そもそも水洗トイレにトイレットペーパー流せないのがスタンダードなので、トイレットペーパーホルダーがない、水鉄砲のようなウォシュレットのみの物件もあるようです。
ベトナムに来られるときの宿や物件は自分が許容できるレベルを選びましょう。
④インフラ
ベトナムのインフラについて簡単にご紹介します♪
- 水道
- 電力
- ガス
- 交通
水道
都市部は水道が通っています。
ただ、日本の水道水ほどきれいではないのと、ベトナムの水は基本的に硬水なので、現地の人も飲みません。
飲み水は露店でもどこでもミネラルウォーターが売ってますので、そちらを利用します。
電力
電気も通っていますが、水力発電が4割以上を占めるため、雨量が少ない時期を中心にまだ停電が都市部でもよく起こります。
普及率も需要も伸びているためか電気料金は年々上昇傾向のようです。
ガス
我が家はマンションのコンロは電気ヒーターです(IHではない)。
一般家庭だと、家の前で炭や薪燃やして調理している光景をよく見ます。
ガスコンロもあるそうなのですが、プロパンタイプですね。まだ実物を見たことがありません。
見学したアパートも電気ヒータータイプばかりでした。
交通
市民の足はバスやバイクタクシーです。
ハノイでのお話になりますが、バスは7000VNDの均一料金!(≒30~40円)
安いですよね~♪
BRTというバス専用レーンを持つ快速バスもあります。(料金は一緒)
現在ハノイにはメトロが建設中で、完成が待ち遠しいです! 渋滞解消につながってくれると嬉しいです。
後は長距離移動は、南北統一鉄道がハノイからホーチミンまで通っています。席も木の座席から日本の列車のような座席、寝台と様々。
列車旅が好きな人には一度お試しいただきたい。
(ハノイ駅での乗車券の購入にはパスポートが必要でした。)
また、国内線のLCCも充実しており、週末一泊旅行なんかも余裕です♪
交通で注意すべきことは、価格交渉が必要なバイクやタクシーは外国人価格を吹っ掛けてくる可能性もあるので、あまりお勧めできないことです。
スマホアプリの「グラブ」を使われることをお勧めしています。
東南アジア最大のタクシー配車アプリ。
スマホひとつでタクシーやバイクの予約、目的地の指定、支払いまで可能。
英語や現地の言葉が話せなくても利用でき、料金も一律で不当な金額を請求される心配がない。
写真の通り、歩道はあってないようなものなので(あってもぼこぼこして安心して歩けない)、歩くときはバイクや車に気を付けるのがポイントです!
ひったくりにあわないように、ショルダーやウエストポーチタイプのバッグ等が安心です。
ベトナムで英語って必要なの!?
ここからは少し変わって英語のお話。
正直、現地に溶け込んだ生活だと、英語の必要性ってそこまで高くないです。
ベトナム人もわかってない人が結構います。
ただ、駐在や出張で仕事をするとなると、ベトナム人だけでなくグローバルな話になってくるので英語は必須なのです。
後は、ベトナム語が話せない人ほど英語を習得していたら、観光地は結構英語での案内もあるので、楽しめる幅がぐっと広がります。
駅で切符買ったり、観光地の案内板見たり、バスの乗り方の説明もベトナム語と英語。
ホテルはもちろんですが、最近のカフェ(スターバックスやハイランズ等)やある程度のレストランだと、スタッフさんが英語ペラペラです。
旅行程度なら、英語がなくても何とかなるかもしれません。
でも、旅行程度でも英語が話せるとトラブルにも対処しやすいですし、より色々な情報を手に入れることができます♪
成長が著しいベトナムの現状のまとめ
結局、大してイオンの話ができていないですね。
最後になりますが、これは12月5日にオープンしたイオンモールの中の様子です。
イオンの商品は正直ベトナムの方にはまだ少し高級なものも多いと思います。
そのイオンにこれだけ人が集まるということは、それだけ国が成長して、生活が豊かになってきているということなんです!
こんな伸び盛りなベトナム、あなたも英語を身につけて遊びに来てみませんか?
きっと来るたび成長して変わっていく姿を楽しめると思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。