突然ですが、英語の発音って難しい!と思ったことはないですか?
一生懸命話しているけど、上手く伝わらないことも多くてモヤモヤ。
私もこの壁にぶつかりました。
そして、思ったんです。
英語の発音が上手い人と上手くない人の何が違うんだろう?
そこで、発音が上手い人に聞いてみました。
驚くべきことに、発音が上手い人は日本語と英語の違いを良く理解して、発音の練習に取り組んでいたのです。
今回はそんな英語の発音が上手い人が意識している「日本語と英語の違い」と「伝わる英語のコツ」をお伝えしますね♩
日本語と英語の「声」の出し方の違い
読者様は、「有声音」と「無声音」をご存じでしょうか?
でもね、これが英語の発音でとっても役に立つ考え方なんだよ!
有声音と無声音。
この違いを知っておくだけで、発音への意識が変わると思います。
詳しく説明していきますね。
有声音
有声音とは、声帯を振動させて発音される音です。
喉に手をあてた状態で「あ~」と言ってみてください。
喉が震えているのがわかると思います。
「a (あ)・i (い)・u (う)・e (え)・o (お)」は母音と呼ばれ、すべて有声音です。
日本語は基本的に子音と母音が一体化しているので、有声音の言語です。
母音のほかに子音にも有声音はあります。
発音記号でいうと
[b] [d] [g] [v] [z] [m] [n] [l] [r]
などが有声音になります。
単語例を出すと、dog,good,voice,thatなどですね。
無声音
無声音とは、声帯を振動させずに発音される音です。
無声音は喉に手をあてても、喉の震えは感じません。
口や舌を使って声を出す音になります。
発音記号でいうと
[p] [t] [k] [s] [h] [f]
などが無声音にあたります。
単語でいうと、pink,ticket,kick,footなど
「有声音」と「無声音」の2つを比べてみる
たとえば、「big」と「pig」を比べてみましょう。
「b」は有声音、「p」は無声音です。
下の動画を見て、喉に手を当てて英語っぽく発音してみてください。
引用:YouTube
引用:YouTube
2つの単語を交互に発音したときの喉の違いがわかりますか?
最初は「big」も「pig」両方とも喉が震えていると思いました(笑)
でも何度か発音してるうちに確かに違う!と感じました。
「big」は喉全体が震えていて、音を出すために喉が震えている。
「pig」は喉よりも口を使っていました。
他にも比べてみると面白いですよ♩
「cut」「back」「map」と発音してみてください。
これらは始まりが有声音、終わりが無声音です。
ずっと喉が震えている人いませんか?
違いを知ることで認識が変わる
日本語には、すべて母音がついています。
そのため、「無声音と有声音」という考え方はあまりしません。
「ば」は濁音。「ぱ」は半濁音。
「は」濁らない音(清音)があることは学校で教わりますよね?
でも有声音、無声音という考え方は、これまであまり意識してきてないと思います。
ここが発音が上手い人との違いです。
英語を話すには「有声音と無声音」の考え方が役に立ちます。
この考え方を意識できていないから、日本人は無声音が苦手な人が多いのです!
無声音で発声するべき音も、有声音で発音してしまいがちなんですね。
英語のアクセントも重要
発音と並んで重要なのがアクセントです!
英語圏の外国人からすると、アクセントのない英語は聞き取りにくいんです。
日本語のアクセントは、声の高低という意味で使われます。
例えば、「橋と箸」「雨と飴」。
アクセントというか、イントネーションと言った方がわかりやすいでしょうか?
同音異義語でも声の上がり下がりで問題なく区別がつくんですよね。
英語では声の強弱がアクセントになります。
それに英語はリズム感や抑揚を大事にする言語です。
だからこそアクセントが大事!こちら動画をみてください。
見栄えのために動画を貼っていますが、実はこの動画はYouTubeサイトからでないと見れません。
でも、わかりやすいので掲載しました。YouTubeサイトで30秒~48秒あたりをご覧くださいませ。
そしてこのサイトに戻ってきてね。
引用:YouTube
わ、わかりにくいですね(汗)
日本人の私たちの耳でもわかりにくいです。
英語は声の強弱がアクセントになっていますので、ネイティブの耳もそれに慣れているんです。
つまり、アクセントがないとネイティブは言っていることがわからないのです。
さらなるレベルアップ!リンキングを意識してみて
ここまでで有声音と無声音、アクセントの大事さをお伝えしてきました。
英語は単語の繋がりで発音が変わります。
Get it. ゲット イット×
Get it. ゲティ○
こんな感じで、単語と単語が繋がると発音が変わることをリンギングといいます。
英語ではリンキングされていることがとっても多いです。
少しずつ慣れていきましょう。
英語の発音に関してはこちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。
文字から勉強した弊害!?
これまで、学校の英語の勉強といえば読むことがメインでしたよね。
主に勉強してきたことは文法です。
発音はどちらかというと後回しにされがちでした。
その結果、日本人は文字を追いかけすぎる癖がついてるんじゃないかな~と思っています。
英語はリズムを大切にします。
だから英語では、文字になってるのに発音しないこともあります。
例えばこちらの単語 clothes(服)。
文字的にはどうでしょう?あえてカタカナで書くなら、クロースィズ?
でも、この単語はクロースと読むのが正解です。
これは結構特殊な例です。
でも、文字よりも発音や言いやすさを重視しているのは、わかってもらえたのではないでしょうか?
英語の発音がよくなると
発音がよくなると、いまよりもっと英語が伝わるのは間違いないです!
すると、英語を話すことがもっと楽しくなるでしょう。
次第に自分なりにコツをつかんでいくと、英語を話すことへのハードルが少しずつ下がっていきます。
さらにドンドン英語を話すと、蓄えてきた知識がつながっていきます。
そして、最終的に英語を話すことは特別なことではなくなります。
英会話を続けているとそんな日が来るんです!
英語を話すのが普通になってしまった方へ。
そして、いま発音で悩んでる方へ。
だから、焦らずにいきましょう♪
応援しています!
発音の上達には実際にネイティブと話すことが一番の近道です。
身近に英語を話す人がいないなら、オンライン英会話がオススメですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。